2014年9月30日火曜日

モーションキャプチャー収録現場 1日の流れ 【前篇】




お疲れ様です
はっちゃんです

だいぶ気温も下がってきて過ごしやすい気候になりましたね!

今回はモーションキャプチャー収録現場の基本的な1日のスケジュールを大公開!
モーションキャプチャーの収録って実際にはどんな感じで進むのかな?・・・知りたい!!!
というあなた! 必見です!!!
※あくまでもスタジオイブキでの基本的なスケジュールですので!

【8:00~9:00】スタジオ収録スタッフ出勤
 ◆まず、出勤した収録スタッフはお客様に気持ちよくスタジオを使用していただくために
  飲み物や軽食、トイレやミーティングテーブルの掃除等等の準備を行います。

収録日によく見る風景 その①

 ◆次にとても重要なモーションキャプチャーカメラのキャリブレーションを行います。
     ※キャリブレーションとは、その日のカメラの位置やデータの撮れ具合を調整する作業です。
  
  ワンドというマーカーの付いた棒を収録エリア内の隅々まで振り、データを収録
  (何かの儀式に見えるようです・・・)
  
  次に「エル」と呼ばれるL字型の物をエリアの原点に置き、データを収録
   (収録されるデータの軸を定義するものです)

 ◆最後にテストデータを収録してクオリティチェックを行い
   問題なければ準備完了です!



【9:00~9:15】役者さんのスタジオ入り
 ◆まず到着した役者さんを控室に案内し、モーションキャプチャースーツの着用方法をお伝えします。

モーションキャプチャー戦隊!!

 ◆スーツの着替えが終わったら、スタジオ内でマーカーを付けます

 ◆マーカー付けが完了したら、次に体操モーションの収録を行います(主にROM「ロム」と呼ばれるデータ)
    

突然ですが!!
   ここでモーションキャプチャークイズ!!
  
 デェデ~~ン♪
第一問
  Q.体操モーション(ROM)は何に使用するデータでしょうか?

カチ
コチ
カチ
コチ
カチ
コチ
カチ
コチ
カチ
コチ
カチ
コチ
ガチ
ムチ
カチ
コチ
カチ
コチ
カチ
コチ
カチ
コチ
カチ
コチ
カチ
コチ


カンカンカーン♪
 答えは!?

  A.マーカーの名前を割り当てる「ラベリング」作業や
    マーカーデータの欠落を補完するために必要なものです!

   マーカーデータを3次元化処理すると、まず無名のマーカーになります
   事前に定義しておいたマーカー名を割り当てていく際に
   体操モーションから、各関節の可動域を計算しておくと
   オートで割り当ててくれる機能を使用することができるようになります
   
   あと、マーカーが床や遮蔽物によって隠れてしまい
   データが撮れていない部分を、ROMデータによって
   関節の位置と角度から予測して補完する機能も使用することができます。  
   
   役者さんの動きによってリアルタイムにCGモデルを動かす際にも
   必要不可欠なデータになります。
     (モーションキャプチャーシステムによって異なります)

今回はここまでです!
次回「後編」をお楽しみに!!
ではまた~~~

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